手形の表示以外による見分け方はないだろうか。
人手した財務諸表の内容と照らし合わせたり、振出し原因を追跡調査して融通
手形かどうかを調べることができるが、かなりの知識を必要とするのはやむを得
ない。
その他、取引と無関係の相手に手形が回っていることが判明したら、それも融
手であることの徴候の一つである(クレジットカード現金化の際、注意)。
取引上の裏付けのある手形であれば、筋違いのところへ手形が回って行くこと
は少ない(クレジットカード 現金化の際、注意)。
ところで手形観察が信用調査の有力な方法だとしても、手形にタッチする機会
がなければ、この方法は用いる術がないように思える。
手形観察は銀行にとって極めて役に立つ調査手段であるが、取引銀行として
手形を扱っているからできること。
(クレジットカード現金化の際の)債務者の持ち込む手形はもちろん、振出手形の決済も銀行
に回ってくる。
全部の手形に眼を通すことができるからこそ取り得る手段である。
銀行でない者が債務者の手形を見るチャンスがどうしてあろうか?
そこが工夫である。
チャンスは自ら作るものである。もともと金繰りが苦しい状態だ。
これを前提として誘いをかける。
手形を割り引いて利息を稼ぎたがっている者がいると持ちかける。
いや常々から持ちかけておくのだ。
